中途覚醒に効く漢方薬まとめ

漢方薬について

中途覚醒の原因には枕や布団などの寝具の問題や、睡眠中の騒音や光などの環境に問題や、アルコールやカフェインなどの摂取問題などがあります。
これらの問題は自分で注意すれば解決できることなので気をつけましょう。

しかし精神的ストレスや体質に関しては、なかなか自分では改善することが難しいです。
漢方薬はそういったストレスや体質改善に対して効果が期待できます。

中途覚醒を改善するにはまず脳の興奮を抑えることが重要です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などは脳の興奮を抑えるのに効果的です。
また精神的ストレスには、リラックス効果の高い酸棗仁湯(さんそうにんとう)もおすすめの漢方薬です。
睡眠薬ほど効果はないですが、副作用の心配がなく、昼間ボーッとすることもありません。

眠りを深めるには加味帰脾湯(かみきひとう)がおすすめです。
特に体質虚弱、肩こりがある人、疲れやすく、ホルモンバランスの悪い方に効果がある漢方薬です。

体力があって上半身が暑くなりやすい人には柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)がおすすめです。
精神が高ぶりやすい人には抑肝散陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)がおすすめで、特にすぐイライラする人や怒りっぽい人には最適な漢方薬です。

虚弱体質や血行の悪い人に効果があり、体力が弱く繊細で貧血症状がある人には、体を温める効果のある八味地黄丸(はちみじおうがん)が効果的です。
疲労感や倦怠感が強く、喉が渇きやすい人におすすめの漢方薬です。
八味地黄丸は下半身が冷えやすい人や頻尿などにも効果があります。
トイレが近いことから中途覚醒になることもあるので頻尿の方は是非お試しください。

中途覚醒に効果がある漢方薬のまとめ

漢方薬名 作用
半夏厚朴湯 脳の興奮を抑えるのに効果的
黄連解毒湯
酸棗仁湯 リラックス効果が高い
加味帰脾湯 眠りを深めるのに効果的
柴胡加竜骨牡蛎湯 体力があり上半身が熱くなりやすい人におすすめ
抑肝散陳皮半夏 精神が高ぶりやすい人におすすめ
八味地黄丸 虚弱体質や血行の悪い人におすすめ

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2020年3月1日