子宮内膜症とは

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子宮内膜症について


子宮内膜症とは、本来は子宮の内側だけにあるはずの子宮内膜が、子宮の内側以外の場所にできてしまう病気のことを指します。

この子宮の内側以外の場所にできてしまった内膜も、通常の子宮の内側にある子宮内膜と同様に、生理と同じサイクルで女性ホルモンの影響をうけて増殖や出血を繰り返してしまいます。

子宮以外で増殖した内膜や血液は体外に排出することができないので、毎月生理のたびに炎症を起こしてしまいます。
そしてほとんどの場合、この症状は閉経するまで進行し続けていきます。

子宮内膜症が発生する場所

子宮内膜症は発生する場所によって次の4つに分類されます。

  1. 腹膜病変
  2. 卵巣子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢胞)
  3. 深部子宮内膜症(ダグラス窩(か)・深在性子宮内膜症)
  4. 他臓器子宮内膜症
骨盤内に発生する子宮内膜症
  • 腹膜病変
  • 卵巣子宮内膜症
  • 深部子宮内膜症

子宮内膜症がもっとも多く起こるのは卵巣ですが、その他次のような箇所にも起こります。

  • 腹膜
  • ダグラス窩(直腸と子宮の間にあるくぼみ)
  • 仙骨子宮靭帯(子宮を支える靭帯)
  • 膀胱子宮窩(直腸と子宮との間の腹膜腔)

子宮内膜症が卵巣内に発生するとチョコレートのような古い血液がたまって卵巣が大きく腫れ、嚢胞ができるため卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれています。

骨盤外の臓器にする子宮内膜症
  • 他臓器子宮内膜症

多臓器子宮内膜症は次のような箇所に起こります。

  • 肺・へそ
  • 外陰部
  • リンパ節

多臓器子宮内膜症は、帝王切開などの手術痕に発生することもあります。


次のページで、子宮内膜症の症状について詳しく解説いたします。