5人に1人の女性が経験しているカンジダ膣炎とは

カンジダ膣炎について

カンジダ膣炎は女性であれば誰にでも起こる可能性があります。
また、疲れやストレスにより免疫力が低下すると何度も再発してしまうという厄介な病気です。

ガンジダ膣炎は女性特有の病気では最も多く、5人に1人の女性が経験してると言われています。
中でもかかりやすいのは性器カンジダ膣炎で、膣粘膜で常在菌のガンジダ菌が性器に感染し炎症を生じた病態です。

基本的には成人女性の病気ですが、稀に幼児や抵抗力の低い老人の方にも起こる場合もあります。

カンジダ菌とは

カンジダ菌は人間がもともと持っている常在菌で、口の中・消化器官・膣に存在します。
カンジダ菌は有害ではないのですが、いろんな原因が重なると体内で増殖して体に異常を起こしてしまいます。
その結果が、痒みなどの不快症状をあらわすカンジダ膣炎です。

カンジダ菌はカビの一種

カンジダ菌は真菌というカビの一種で、酵母菌の仲間でもあります。
カンジダ菌は悪玉菌として体内に生息しますが、体内は酸性なので菌は死滅するので問題ありません。
しかし、何らかの原因で酸性が弱くなると菌が増殖する一方となり病気の元となります。

カンジダ膣炎は妊娠中に多い病気

妊娠中は抵抗力が下がるので、妊婦さんが膣カンジダになるのはよくあることです。
妊娠中にカンジダ膣炎になってしまった場合には胎児にも影響があるので気をつけてください。

妊娠初期は胎児への影響は心配ありませんが、妊娠後期のお産が近い時期まで長引びくと出産のときに赤ちゃんが産道を通る時に感染してしまいます。
この感染により鵞口瘡(がこうそう)という、生後7日~10日頃に股や舌が白くなる症状をともなう皮膚炎や重度のオムツかぶれが起きてしまいます。

ですので、もし妊娠初期でカンジダ膣炎にかかってしまった場合には、お産までに必ず完治するようにしましょう。
妊娠後期に発症した場合には、きちんと医師に報告をし、感染予防の処置をしましょう。

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