更年期による疲労感・倦怠感

ホルモンバランスの乱れが問題

だるい、疲れが取れない、何をするのもおっくうで、家事も仕事もうまくこなせず、自信をなくして落ち込んでしまう。
これらは更年期特有の慢性的な疲労感や倦怠感は、ホルモンバランスの乱れから起こる体の変調です。
程度の差こそあれ、ほとんどの女性が体験します。

女性の身体はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン) という2つの女性ホルモンの働きによって、コントロールされています。
これらのホルモンは、一定周期でそれぞれの分泌量のを変え、バランスを保っています。
このバランスが正しければ生理、妊娠、出産などができるのですが、更年期には乱れてしまい体調不良が現れます。

注意するポイント

焦るのが一番良くありません。
更年期に入れば体力も落ちてくるので、疲れるのはやむを得ないと疲労感や倦怠感を受け入れ、少しずつ馴染んでいくようにします。
疲労感・倦怠感が強くてつらい時には医師に相談しましょう。

自律神経調整薬や精神安定剤、ホルモン補充療法、漢方療法、カウンセリングなどを受けることで症状が軽くなります。

日頃のアドバイス

家事や仕事を今までより少なめに見込み、周囲の人の理解も求めたり、睡眠を十分にとって体と心を休ませるようにしましょう。
カフェインやアルコールは一時的に心を高揚させますが、結果的に体を疲れさせるので程々に。血液を酸性にする甘いもの、動物性脂肪も控えめにしてください。

更年期による動悸・胸苦しさ・息切れ

2020年3月1日