テレビで耳にするPCR検査

PCR検査とは

遺伝子検査(RT-PCR法)とは、鼻から綿棒を挿入し鼻中腔の近くでこすり取った検査材料(鼻咽頭ぬぐい液)などに微量に含まれる病原体特有のゲノム配列だけをPCR法と呼ばれる手法で増幅して病原体の有無を調べる検査方法です。

PCR法のためには特別な装置が必要で、迅速診断キットなどと比べて検査に時間がかかる上、どこでも実施できるわけではありません。
しかしながら、病原体のゲノム配列情報があれば試薬(増幅に必要なプライマーや検出に必要なプローブ)を設計・製造できるため、新興感染症に対しては、まずはPCR法で対応するのが有効的と考えられています。

新型コロナウイルスに効果的と言われているPCR検査について

新型コロナウイルスは本当にPCR(Polymerase Chain Reaction)検査によって、新型肺炎感染(正式名称はCOVID-19)の早期発見ができ、早期治療が可能になることで重傷者や死亡者を減らすことができるのか。

新型コロナウイルスのPCRでは、有病率20%、*(1)感度70%、*(2)特異度90%といわれておりますが、陽性的中率は63.6%で、1000人を検査した場合、感染していないのに感染していると判定されてしまう人は80人(偽陽性)という計算になります。

*(1)感度・・・ある検査で病気のある人を「陽性」と正しく判定する割合。*(2)特異度・・・ある検査で病気のない人を「陰性」と正しく判定する割合。

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