がん発見につながる不正出血とは

癌を発見できる!?不正出血には2つのタイプがある

不正出血は女性特有の病気であり症状です。
なぜならば、不正出血とは、そもそも月経時以外の性器からの出血を意味するためです。
つまり、月経が存在しない男性については無関係な病気ということができます。

不正出血は往々にして見過ごされがちな病気でもあります。
そのため、不正出血に対して正しい知識を得て、該当する症状が出た場合は早期に病院で診断を受けるようにしましょう。

2つのタイプ

不正出血は大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • 器質性出血
  • 機能性出血

器質性出血は子宮の腫瘍などが原因となって不正出血が起こるものです。
そして、腫瘍が関係するためこの器質性出血には良性のものと悪性のものが存在します。

良性の場合は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内ポリープ等が代表的です。
良性であるため治療によってほとんど完治させることが可能となっています。
一方で悪性のものには子宮頸がん、卵管がん、膣癌などを、一般的にガンと呼ばれるものが該当します。
つまり、不正出血から自分自身の癌に気づくきっかけを手にすることができるというわけです。

機能性出血は腫瘍とは関係なく、卵巣の機能の衰えによって起こるようなものを指します。
また、卵巣が未発達な思春期においても機能性出血がある場合があります。
機能性出血の大きな原因は女性ホルモンのバランスが乱れることです。
思春期や更年期には女性ホルモンのバランスが乱れやすくなってるため、それだけ機能性出血も増えていきます。

癌を発見する機能

このように不正出血が起こっていることから、癌を見つけることができるのです。
そのため、不正出血は早期に病院を受診する必要があります。

それこそ出血量が少ないから安全であると判断することは非常に危険になっています。
なぜならば、病気の重大性出血量には因果関係がないためです。
不正出血が起こった場合は、どのような量であっても一度病院を受診することをおすすめします。

不正出血をきっかけとして子宮がんに早期に気づくことができ、適切な治療を早い段階でほどこすことでがんが完治する場合もあるためです。
このように不正出血には重大な病気の手掛かりを得るといった機能が存在します。

そのためどんな些細な症状であっても不正出血の場合は、一度、専門医の診察を受ける必要があるのです。
そうしなければ、重大な病気を見落としてしまうことになりかねません。

不正出血は自己判断すると危険

2020年3月1日