不正出血は自己判断すると危険

安易な自己判断禁止!不正出血の症状があったらすぐ診察を

不正出血の症状は、月経時以外に女性器から出血が起こることです。
このような不正出血はさまざまな原因によってもたらされます。
中でも最も怖いのが子宮がんによる不正出血です。
しかし、裏を返すと不正出血が起こっていることから子宮がんに早期に気づくことができる可能性もあるのです。
このように不正出血の症状を知っておくことは、重大な病気の早期発見に役立ちます。

どんな些細な症状でも診察を

不正出血の症状は一貫して月経時以外に女性器から起こる出血ですが、その量や頻度は様々です。
そして、量や頻度から、根本的な原因となっている病気の重大性を導き出すことはできません。
極端な例を出すと、ごくまれに微量の出血があるだけでも、子宮がんを患っている恐れがあるのです。

つまり不正出血の量が少ない、頻度が低いなどの理由でたいした病気ではないだろうと自己診断をしてしまうことには大きな危険が伴います。
そのため、不正出血の症状が現れた場合は、どんな些細なものであっても一度は専門医の診察を受けるようにしましょう。

これを怠ると、後になって重大な病気にり患していることを知ることになります。
不正出血を伴う病気の中には、時間の経過と共に手遅れになるものがあるため危険です。
くれぐれも安易な自己判断は避けてください
それがあなたの命を守ります。

不正出血は量と頻度をメモするとよい

更年期および思春期は不正出血が起こりやすくなる時期でもあります。
これは不正出血が女性ホルモンのバランスの乱れによって起こるためです。
こういった不正出血を機能性出血と呼んでいます。
また出産時や妊娠時に不正出血が起こる場合も、女性ホルモンが乱れていることを原因とする場合が多くなっています。

しかしながら、更年期や思春期に不正出血があったからといって、安直に病気に由来するものではないと結論づけることにはやはり危険が伴います。
更年期および思春期における不正出血であっても、自分自身の判断のみで機能性出血であると判断決め付けず、専門医の診察を受けるようにしましょう。

不正出血については期間や出血量などをメモしていくことが効果的です。
なぜならば、それを専門医に伝えることによって、原因の特定に役立つためです。
そもそも不正出血があった時点でいちど診察を受ける必要性は高いですが、何らかの事情によって診察を受けに行くことができないような場合は不正出血の量と頻度メモしておきましょう。

悪性腫瘍とそれ以外による不正出血とは

2020年3月1日