エストロゲンと深い関係があるプレ更年期障害とは

小さな不調もしっかりチェックしましょう

プレ更年期は30代からの生理の変化や疲れ・肌荒れの原因に

生理の感じが変わってきた、すぐ疲れる、イライラする、肌がかさつく、冷えるなどのトラブルを感じていませんか。

ひとつひとつは小さな不調でも仕事や生活に影響します。
でも、わざわざ病院に行くほどてはなさそう・・・。

それは、もしかしたらプレ更年期の症状かもしれません。
でも従来の医療では重視されず、治療してもらえませんでした。

治療可能になったのは女性の訴えに耳を傾ける医師が旗を振ってくれたからです。
近年では女性の不調に対応してくれる女性外来が多くなってきています。

従来の医療では「異常なし」の病気に対応できるのは女性外来

一昔前、母親世代が30代の頃と比べ、女性を取り巻く環境は急激に変化をし、仕事に家庭にと女性に大きな負担がかかっています。

本来、30代は一生の中で最も元気な時期なのに、ストレスや、冷え、過労や仕事の悩み、不規則な食生活など、長い間のしわ寄せによって、卵巣が痛めつけられ、不調が現れてくるのです。

これらの小さな不調は、従来の病気だけを見る医療では「異常なし」とされ、ともすると「疲れているだけ、気のせいでは?」と片付けられていました。

最近では女性の体と心を総合的にみる女性外来も多くなり、医師と患者が一緒に悩みを共有して解決法を相談し会う事ができるようになりました。

プレ更年期の治療は女性外来によってはじめて治療可能になったと言っても過言ではありません。

30代後半から卵巣は衰え、女性ホルモンは低下の一途


ホルモンが低下すると多くの不調があらわれます。
プレ更年期とは、まだ更年期前なのに、さまざまな体と心の不調を経験する時期のことです。

更年期は通常、閉経(平均51歳)前後の10年間を指すため、このプレ更年期症状は、30代後半から40代前半に起こることが多いといわれています。

ところが、人によっては30代前半や20代で、早くもプレ更年期の症状に悩まされるケースがあるといいます。

そういう意味では、プレ更年期はまだ更年期ではない時期なのに、すでに、更年期の予告症状が出始めた女性にあてはまる言葉と考えてもいいかもしれません。

プレ更年期に起こる症状は、静かに忍び寄る更年期の予兆なのです。

では、なせプレ更年期の症状が起こるのでしようか?
その秘密は、卵巣にあります。
女性の臓器で最初に衰えるのが卵巣です。

30代後半にはすでに老化が始まり卵巣から分泌される女性ホルモンは低下の一途。
体と心にさまざまな不調が現れるのは、この女性ホルモンが低下しているためなのです。

プレ更年期の症状は、多彩で不安定なのが特徴です。

自律神経失調症やうつ、風邪などと勘違いするほど、症状は揺れ動き、姿を変えます。

卵巣機能が低下する要因は、ストレスや過労、生活習慣などさまざまです。
そこで、衰えた卵巣を若返らせ、不調を解消する方法をご紹介していきます。

プレ更年期のセルフチェック

2020年3月1日