成り立ちによって分類される糖尿病とは

糖尿病の分類

糖尿病は、その成りたちによっていくつかの種類に分類されますが、大きく分けると「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他の特定の機序、疾患によるもの」、そして「妊娠糖尿病」があります。

1型糖尿病の特徴

1型糖尿病では、膵臓からインスリンがほとんど出なくなる(インスリン分泌低下)ことにより血糖値が高くなります。
生きていくために、注射でインスリンを補う治療が必須となり、この状態をインスリン依存状態といいます。

2型糖尿病の特徴

2型糖尿病は、インスリンが出にくくなったり(インスリン分泌低下)、インスリンが効きにくくなったり(インスリン抵抗性)することによって血糖値が高くなります。2型糖尿病となる原因は、遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎ・運動不足・肥満などの環境的な影響があるといわれています。

こんな人は糖尿病に気をつけて

すべての2型糖尿病患者の方に生活習慣の問題があるわけではありませんが、血糖値を望ましい範囲にコントロールするためには、食事や運動習慣の見直しがとても重要です。

飲み薬や注射なども必要に応じて利用します。

膵臓でインスリンを作るβ細胞という細胞が壊れてしまうため、インスリンが膵臓からほとんど出なくなり、血糖値が高くなる生活習慣や遺伝的な影響により、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりして血糖値が高くなる食事療法・運動療法、飲み薬、場合によってはインスリンなどの注射を使う糖尿病以外の病気や、治療薬の影響で血糖値が上昇し、糖尿病を発症することがあります。

妊娠エコーのイメージ

妊娠中の血糖が上昇する妊娠糖尿病とは

2020年5月5日