正常圧水頭症の症状
正常圧水頭症には、特徴的な3つの症状があります。
- 歩行障害
- 精神障害
- 排尿障害
1.歩行障害
歩行が特徴的になり、転倒をするようになる。
正常圧水頭症では歩行障害がみられるますが、認知症にはない症状です。
正常圧水頭症での歩行障害は早期に出やすく、足が開いた状態で、狭い歩幅ですり足で歩くようになります。
正常圧水頭症では、がに股歩きで特徴的な歩き方になる事が多いので、早期に気づくことが可能だと言われています。
また歩行が不安定で、立ち上がったときや歩く方向を変えるときにふらついたり、転びやすくなります。
2.精神障害
注意力や集中力やがなくなり、意欲が低下する。
記憶障害というよりも、注意力散漫で集中力がなくなり、精神活動の低下が目立つようになります。
また、何もしないでボーっとしたり、声を掛けても反応が遅かったりと意欲の低下などが起こる場合もあります。
意欲の低下では、大好きだった趣味などを全くしなくなったり、表情も乏しくうつ症状のように見える場合があります。
3.排尿障害
尿を漏らすようになる。
症状がさらに進行すると尿失禁をするようになります。
尿意を感じてからトイレに行くまでに我慢できる時間が短いので、間に合わず失禁してしまいます。
また、尿を膀胱に貯めることがでなくて失禁してしまうこともあります。