メニエール病の原因について
内リンパ水腫がメニエール病の原因と言われています。
内リンパ水腫とは
内リンパ水腫は、内耳にあるリンパ液の増えすぎが原因です。
内耳には前庭・三半規管・蝸牛という部分があり、これらの内部はリンパ液が満たされていています。
このリンパ液が増えすぎることで様々な症状があらわれます。
メニエール病のめまいと耳鳴りの原因
内耳の細胞に正しい刺激が伝わらなくなるとメニエール病の症状があらわれます。
内耳には前庭と蝸牛の2つの機能があります。
内耳の2つの機能
- 前庭・・・頭の傾き・平衡を感じる機能
- 蝸牛・・・音を感じる機能
正常な場合はリンパ液の流れによって内耳の細胞は傾きや音を感じますが、内リンパ水腫ではリンパ液が正常に流れなくなってしまので、傾きや音を間違って認識してしまいます。これがメニエール病の症状があらわれる原因です。
メニエール病の症状
- 回転性めまい・・・内耳が体の傾きを誤認することで起こります。
- 耳鳴り・・・内耳が鳴ってないはずの音を誤認することで聞こえます。
- 難聴・・・内耳が音を認識できなくなることで起こります。
内リンパ水腫が起こる理由
内リンパ水腫は次のような原因で起こります。
- ストレス
- 疲労
- 睡眠不足
内リンパ水腫が起きる仕組みは下記が原因と言われています。
- 血流不足
- ウイルス感染
- 免疫異常
しかし、どの説もまだ確実とは言えず、突然症があらわれる原因も不明です。
メニエール病になりやすい人は
メニエール病は、30代後半から40、50代の女性に多い病気で、子どもの発症はほとんどありません。
- 体格・・・肥満の方の割合は少ない。
- 職業・・・技術職・専門職の方が最も多く、その次の事務職・運輸関係・管理職の方に多くみられ、販売職や農林漁業関連の患者は少数になります。
- 性格・・・次のような方をメニエール気質と呼び、かかりやすいと言われています。
メニエール気質の特徴
- 責任感が強い
- 几帳面
- 心配性
- 他人の目を気にする
- 過労や睡眠不足が続いている
これらはいずれもストレスを受けやすいという共通点があります。