生活習慣を改善して予防する
メニエール病は生活習慣を改善することで予防につながると言われています。
特に下記の5つはメニエール病の原因に深く関係があります。
- 塩分
- カフェイン
- 飲酒
- 喫煙
- ストレス
塩分を摂り過ぎると身体に水分が溜まってしまいます。
メニエール病は内耳に水分がたまりすぎる(内リンパ水腫)ことが原因なので、塩分の摂り過ぎは内リンパ水腫を悪化させてしまいます。
食事の塩分は1日5g〜6gに制限するように心がけてください。
もともと日本人の食事には塩分が多く含まれているので、全体的に見直さないとなかなか難しいと言われています。
ちなみに日本人は、1日に摂取する塩分の約20%を醤油、約10%を味噌汁から摂っているという結果が出ていて、味噌汁一杯分は約2gの塩分があります。
カフェインの多い飲み物を飲み過ぎると、興奮したり、夜中にトイレに起きるようになったりと、睡眠に障害をきたすことがあるので気をつけましょう。
アルコールは適度であればストレスを発散できるので発症の予防になが、度がすぎると生活リズムをくずしめまいを発症する恐れがあります。
また、アルコールは小脳の働きを抑えてふらつきがでるので、めまいが完全に治まっていない時期に飲酒をすると強いめまい発作を誘発することがありますので気をつけてください。
喫煙はニコチンが血管を収縮させ、血液の循環を悪くするのでめまいを起こしやすくします。
肺や心臓にも悪影響を及ぼすので、できるだけ本数を減らすか、思い切って禁煙をしましょう。
メニエール病はストレス病と考えられるので、ストレスの影響を受けやい神経質な人が多いと言われています。
適度な運動をしたり趣味を持つことでまずストレスを軽減しましょう。
全部自分ひとりで責任を追うのではなく、周囲の人から助けてもらうことも大切です。
メニエール病の発作を予防するには、ストレスとうまくつきあっていくことがもっともう重要と言われています。
メニエール病の完治について
メニエール病は症状がなくなっても完治したとは言いにくい病気で、治療期間が何年も続く人もいます。
しかし、治療により発作の頻度を少なくしたり、症状を軽減することができるので、前向きに治療を続けましょう。
治療の効果があまりない場合には、他の治療法やセカンドオピニオンを聞くようにしてください。