概日リズム睡眠障害の原因となりやすい方

概日リズム睡眠障害の原因

概日リズム睡眠障害のタイプ別原因となりやすい方は以下のとおりです。

睡眠相後退型

度重なる夜更かしや徹夜が原因で睡眠の時間帯が戻せなくなることが原因のタイプです。
睡眠相後退症候群の方は、朝寝坊が多くなり、学校や会社に遅刻しがちになります。
なりやすい方:若者

睡眠相前進型

眠りに就く時刻が極端に早くなることが習慣化されてしまうのが原因のタイプです。
睡眠相前進症候群の方は、夕方に強い眠気を感じそのまま寝てしまい深夜に目が覚めてしまいます。
なりやすい方:高齢者

フリーラン型(非同調型)

生活リズムと体内時計が同調できないことが原因のタイプです。
フリーラン型(非同調型)の方は、夜に眠れなく、昼に強い眠気が生じるので、一般的な時間に就寝・起床ができなくなってしまいます。
なりやすい方:高度の視覚障害者

不規則睡眠・覚醒型

起きている時間と寝ている時間が不規則になることが原因のタイプです。
不規則睡眠覚醒型の方は、昼と夜のメリハリがなくなってしまいます。
なりやすい方:長期に渡り病気療養している方

身体疾患による概日リズム睡眠障害

体内時計が狂ってしまい、睡眠相後退型、フリーラン型の障害があらわれるタイプです。
なりやすい方:アルツハイマー病・認知症・肝疾患などの内科的疾患、神経内科的疾患などを抱えている方。

時差型

時差が数時間以上ある場所に飛行機で移動することが原因のタイプです。
時差型の方は、夜に眠れなく日中に眠気や疲労感を感じたり、消化器系の不調があらわれます。
なりやすい方:時差のある海外へ渡航される方

交代勤務型

生活リズムが変わっても体内時計が昼夜と同調することが原因のタイプです。
交代勤務型の方は、眠りが中断されるので睡眠の質が低下してしまい、作業効率や集中力の低下、勤務中の眠気、頭痛などがあらわれます。
なりやすい方:日勤から夜勤など勤務時間帯に変更がある職業の方

概日リズム睡眠障害のタイプ別症状

2020年3月1日