三段階に分けてチェック!股関節痛の症状は末期になる前に対処
股関節痛の原因は様々ですが、具体的に痛みを抑えるためには具体的な症状に注目する必要があります。
実際に股関節のどの部位に痛みが発生しているかによって、行うべき治療方法も変わります。
そのため股関節痛の症状については厳密に確認すべき必要があるでしょう。
股関節痛の症状については三段階に分けて理解しましょう。
そして、なるべくであれば症状が軽いうちに治療に乗り出しましょう。
初期の症状
股関節痛の初期の症状は最も軽いものです。
この段階の症状は気に留めなければ、日常生活に大きな影響をもたらさないため治療をせずに済ませてしまう人が多くなっています。
しかし、初期の症状を放っておくと多くの場合、股関節痛は進行していきます。
具体的に、初期の症状としては以下のものが表れます。
・長時間の歩行の後に軽い痛みや痺れを感じる
・股関節の周辺部位(お尻、太もも、膝)に軽い痛みや痺れがある
長時間の歩行により痛みが発生するため、「単に疲れているだけ」と重く考えないことが多いのが初期の症状の特徴です。
また周辺部位に痛みや痺れが発生することから、股関節に異常が起こっていることに気づきにくい点にも特徴があります。
進行期の症状
初期の症状が進行すると、進行期に入ります。
進行期の症状は目に見えて股関節に異常が起き始めます。
進行期においては具体的に以下の症状が発生します。
- 股関節の可動域が狭くなる
- 脚全体の筋力が落ちる
- 動作をせずとも痛みがある
- 歩行に支障が出る
脚を動かしにくくなったと感じたら、進行期に差し掛かっている恐れがあります。
また進行期から歩行に支障が出始めるため、脚の筋力がどんどん低下していきます。
そして股関節痛もさらに悪化していきます。
末期の症状
股関節痛の末期においては、日常生活に大きな障害が起きます。
確実に治療が必要になる段階ですが、理想をいうと症状が末期に差し掛かる前に治療をするべきでしょう。そうすることで、末期への進行を防ぐことができます。
具体的には以下のような症状が起きます。
- 安静にしていても痛みがある
- 股関節が動かしにくくなる
- 左右の脚の長さに差が出る
- 歩行が困難になる、強い痛みが出る
末期においては、特別に股関節を動かさずとも痛みが発生します。
そのため一日中、股関節の痛みに悩まされることとなります。
こうなってしまうと、まともに日常生活を送ることもできず、他者のケアや介護が必要となる恐れもあります。