自分を知るのが大きな手掛かり!パニック障害の検査診断
パニック障害の検査および診断は、第一に自分自身で行うことができます。
しかしながら、自分自身で行う診断は必ずも正しくないため、あなた自身にパニック障害の疑いがあるといった程度にとどめ、最終的には専門医による診断を受ける必要があります。
しかし、あなたが日常的に感じている不安や恐怖からパニック障害が起こっているかどうかは、自分自身の手でまずは見極めていきましょう。
パニック障害は極度の不安や恐怖を感じた際に、呼吸困難などの症状が体に現れるものです。
そのため、精神的な部分における不安や恐怖と、体の表面に現れる以上の2つから診断していくことができます。
自らを知る
あなたがパニック障害かどうかを知るためには、まずはあなたがどんな状況に不安や恐怖を感じるかに着目しましょう。
それこそ、万人が不安や恐怖を感じるシチュエーションにおいては、あなたも不安や恐怖を感じて当然であるため、それだけでパニック障害ということはできません。
特に、大勢の前で話さなければならない時に、緊張して声が揺れてしまった程度は誰にでもあることです。
そのため、パニック障害の自己診断においては、自分自身の不安や恐怖を過度にとらえないということが大切になってきます。
不安や恐怖には程度があり、ごく小さな不安や恐怖まで何でも病気にしてしまうと、それが自己暗示となって体の不調につながっていく恐れがあるためです。
このようなことから、パニック障害を自己診断する際は、他の多くの人が不安や恐怖を感じない状況に、あなただけが極度に不安や恐怖を感じてしまっているか否かを1つの基準としてください。
自分に起こる具体的な症状をチェック
そして自己診断の第二段階においては、あなたが極度な不安や恐怖を感じたシチュエーションにおいて、体に以下のような症状が現れるかどうかをチェックしてください。
- 動悸
- 呼吸困難
- 激しい発汗
- 嘔吐
- 胸の痛み
- 震え
- 強い不安と恐怖
この中でも特に多くなってるのが動悸と呼吸困難です。
この点についても判断には一定の慎重さが必要となります。
例えば、大勢の人の前で話さなければならない場合に、多少手が震えるくらいは誰にでもあることです。
そのため、それだけでパニック障害が発症してると結論づけることは適切ではありません。
しかしながら一方で、不安や恐怖を感じた際に上記のような症状が出ていても、それを自分自身の心が弱いせいだと結論づけてしまうことも適切ではありません。
パニック障害は心の強さや人間としての強さとは無関係な病気です。
そのため、不安や恐怖を感じた際に自分を責める必要はありません。
このようにしてパニック障害の自己診断を行い、ある程度の疑いがある場合は、早期に専門医の診察を受けましょう。
なるべく早くパニック障害の治療に着手することで、支障なく日常生活を送ることができるようになります。