睡眠麻痺(金縛り)と入眠時幻覚について
睡眠麻痺と入眠時幻覚は、いずれも眠りについたタイミングで起きます。
睡眠麻痺
睡眠麻痺とは、頭は起きているのに体が眠っている状態になって体が動かないと感じる症状のことを言います。
入眠時幻覚
入眠時幻覚とは、
- お化けや強盗が部屋に入ってくる
- お化けや強盗に体を押さえつけられる
- 大きな虫が体中を這っている
といったような幻視や体感幻覚の症状のことを言います。
このような症状は通常は夢の中で経験することはあるかと思いますが、ナルコレプシーの患者さんの場合ですと、夢の中ではなく起きた状態でリアルな感覚で体験すると言われています。
夢は通常目覚める前のタイミングで見るものですが、ナルコレプシーの場合ですと眠りに入ったタイミングで見ることが多く、その夢はほとんどが怖いものであるのが特徴で、中には、霊に取り憑かれたと思いお祓いを受けたという方もいるぐらいです。
ナルコレプシーは幻視や体感幻覚は多いが幻聴は少ないというのも特徴です。
今のところ、なぜ怖い幻覚や悪夢ばかりなのか理由はわかっていませんが、自分の寝ている部屋の状況の中であたかも起こっているように感じることが多いと言われています。