デパスの効果と副作用
デパスの効果
ベンゾジアゼピン系睡眠薬のデパスは次のような特徴があります。
| 作用 | 強さ |
|---|---|
| 抗不安作用 | ★★★★★ |
| 筋弛緩作用 | ★★★★★ |
| 催眠作用 | ★★★ |
| 抗けいれん作用 | ★ |
デパスには、不安を取る抗不安作用の他に、筋肉の緊張をほぐす筋弛緩作用、眠くする催眠作用、けいれんを抑える抗けいれん作用があります。
デパスの副作用
デパスは半減期が短く(薬物が素早く代謝・排泄されること)、抗不安効果がとても強いため依存しやすい薬です。
また、筋弛緩作用や睡眠作用により、ふらつきや転倒し骨折などの原因にもなります。
デパスの副作用は次のようなものがあります。
| 副作用 | 症状 |
|---|---|
| 依存性 | 薬がやめられない・けいれんする・不眠になる・不安があらわれる |
| 肝機能障害・黄疸 | 全身のけん怠感・食欲不振・皮膚や白目の部分が黄色くなる |
| 悪性症候群 | 37.5℃以上の熱が出る・筋肉がこわばる・手足が震える |
| 横紋筋融解症 | 手足の筋肉が痛む・しびれる・脱力感・赤褐色の尿がでる |
| 間質性肺炎 | 発熱・から咳がでる・呼吸困難になる |
デパスを服用すれば必ず効果を感じられるのでとても需要が高い薬ですが、気軽に飲み続けてしまうと後々上記のような副作用に苦しめられることとなります。
必要以上にデパスを服用してしまうことで副作用による様々な害が増えるので、担当の医師または薬剤師に相談をしながら適量にとどめるようにしましょう。












