呼吸筋ストレッチで加齢による息切れ・動悸が軽減
呼吸筋ストレッチで肺機能を改善すれば、呼吸もスムーズになり体も軽やかに動きます。
年齢とともに、肺も老朽化して機能が低下
年とともに肺の弾性収縮力が弱まり、肺機能が低下していくことは、誰の身にも起こる老朽減少です。
躯体的には、人間の肺機能は25歳をピークに、次第に低下していくといいます。
ふだん、私たちは何気なく空気や鼻や口から吸い込んで肺に取り入れ吐いていますが、それを可能にしているのは肺ではなく筋肉(呼吸筋)です。
呼吸筋は、息を扱うための「吸息筋」と、吐くための「呼息筋」に大別でき、この2つが交互に収縮することで呼吸が行われています。
この筋肉は休まず働き続けているだけに、加齢とともに固くなり、肺の機能低下は避けられないのです。
呼吸筋を柔らかくして、伸縮しやすくすることが大切
普段の呼吸で息を吐いた後に肺に残っている空気の量を「機能性残気量」と呼びますが、その量は年齢とともに上昇していくといいます。
そして、機能的残気量が多くなると、空気が余分に残っているため、胸が広がったままで息を吸おうとする状態、膨らみすぎた過膨張になり、息を吸う時、吸息筋が収縮しているのにさらに収縮を重ねていくと、やがて筋肉が固くなります。
こうした肺の過膨張を改善し、機能的残気量を減少させるには、呼吸筋を柔らかくして、伸縮しやすくすることが大事で、それには呼吸筋ストレッチが大いに役立ちます。
わずか1週間のストレッチで10歳若返ったという例もありますので、即効性が期待出来るだけに、毎日、続けることが肝心です。