変形性股関節症とリウマチに注意!股関節痛の様々な原因
股関節痛の原因は様々です。
股関節の軟骨のすり減りが原因となって痛みを発生させるものもあれば、体の免疫機能に異常が起こることで痛みを発生させていることもあるのです。
そのため股関節に痛みを感じた場合は、まずは原因を特定することが重要です。
そうでなければ、原因に沿った治療方法を選択することができず、股関節痛を悪化させる恐れがあるのです。
股関節痛の様々な原因
以下では股関節痛の代表的な原因を紹介します。股関節に痛みが発生した場合は、まずは下記のものを疑ってみてください。
- 変形性股関節症
- 大腿骨骨頭壊死症
- リウマチ
- 股関節の炎症
- 骨粗鬆症
どれも股関節に痛みを発生させますが、直接的な原因は異なっています。
また中には加齢により進行するものもあるため、注意が必要です。
変形性股関節症
上述した股関節痛の原因となるものの中で、変形性股関節症は非常に多くなっています。
変形性股関節症とは、股関節にある軟骨がすり減ることによって起こるものです。
軟骨は骨と骨の継ぎ目にあり、クッションの役割を果たしています。
その軟骨がすり減ることで、骨同士がぶつかるようになり、関節に炎症が起き、痛みが発生するのです。
そして変形性股関節症の恐ろしいところは、それが加齢によって起こるということです。
これは関節を動かす時間が長ければ長いほど軟骨がすり減るため仕方のないことでもあります。
加齢により進行するため、抗いようのない部分もあるのですが、それでも軟骨を形成するための栄養素を補ったり、股関節に負担の強い歩き方や姿勢を矯正したりすることで進行を遅くすることができます。
リウマチ
リウマチはまだまだ謎の多い病気です。
男性よりも女性に発生することが多くなっています。
リウマチの原因は特定されていませんが、体の免疫機能に障害が起こることが原因であるともいわれています。
通常は体を守るために働く免疫機能が、何かしらの原因であなたの体自体を攻撃してしまい、そのことによって関節に炎症が起こる場合があるのです。
そして、それが股関節に起こると股関節痛となります。
リウマチを原因とする股関節痛については、薬物療法で痛みを和らげたり、運動療法やリハビリテーションを利用したりすることで行われます。
症状が過度に進行している場合は、人工関節を用いることもあります。
原因が完全に特定されていないために困難の伴う股関節痛であるため、女性の方は日頃から注意しておくべきでしょう。