突然眠り込んだり睡眠時間が増える過眠症

ナルコレプシーについて

眠気は誰にでも襲ってきます。
しかし病的な眠気があると、突然眠り込んでしまったり、睡眠時間が増えてしまう、いわゆる過眠症と言われる症状が出ます。

3か月以上過眠の症状が続くことで生活に支障が生じると病気として治療の対象になります。
その中で、脳に原因がある病気を過眠症といいます。

重症度によって違いはありますが過眠症になると大事な会議中や歩行中など、寝てはならない場面でも我慢できない強い眠気に襲われて突然眠ってしまいます。

ナルコレプシーは過眠症のひとつ

ナルコレプシーは簡単に言うと「眠くなる病気」で過眠症のひとつです。
その他眠くなる病気は睡眠時無呼吸症候群寝不足などいくつか種類があります。

現在の日本人は睡眠時間がとてもに短くなっています。
また、睡眠時間が少ないだけでなく、仕事や環境により質もだいぶ悪くなっていることが非常に問題です。
睡眠時無呼吸症候群は眠りの質が悪いので十分に睡眠をとっても眠くなります。
夜中ぐっすり眠れないために日中眠くなるということは、睡眠と覚醒を調節する機能(体内時計)はちゃんと働いている事になります。

しかしながら、過眠症は眠りの量や質に関係なく眠くなります。

過眠症のなかで代表的な病気がナルコレプシーで、原因は脳の覚醒中枢の働きが悪くなることにより、起き続けられずに眠り込んでしまうと言われています。

特発性過眠症と睡眠中枢について

2020年3月1日