ナルコレプシーを改善に繋がる生活サイクルと薬

ナルコレプシーに有効な薬と生活サイクルの改善

ナルコレプシーには薬物治療が有効となります。
薬を適切に使い生活リズムを整えれば、ほかの方と変わりない社会生活を送ることができるようになります。

睡眠障害に対する治療

生活サイクルの改善

ナルコレプシーは睡眠の病気であるということを自覚して、本人と家族が理解して向き合っていくことが大切です。
病気と理解していなかったり、無理に健常者の睡眠不足の生活と同じように過ごそうとする方がいますが、そういう方はどうせ眠くなるからたくさん寝ても意味が無いから夜の睡眠を削り勝ちになります。
しかしナルコレプシーは起き続けることができない病気なので、昼休みなどに短時間の仮眠を計画的にとるようにすれば、薬の服用を減らすことができます。
また、午前と午後に昼寝の時間がとることができて、体を動かすことが多い生活をしていれば、薬が必要なくなります。
健常でエネルギーのある人と同じペースで何時間もパソコンに向かいつづけることは避け、病気の特徴にあわせて計画的に休憩と仮眠と夜間の睡眠を確保するようにすれば治療に役立ちます。

ナルコレプシーの患者さんが、日中は学校に行き、夕方は部活動、夜は塾に行くというサイクルで通常の学生と同じように休息なしで過ごした場合、歩きながら眠ってしまったり、家に着いたとたん玄関で眠り込んだり、夕食を食べながら眠り込んでしまうという症状が現れます。

このような生活を続けると、病気の眠気に加え普通の寝不足や疲労も重なり、薬物療法でも眠気のコントロールができなくなります。

ですので夜間に睡眠をきちんととって、生活の中に計画的な仮眠をとる工夫をすることが改善への近道となります。

薬物治療を行う場合でも、睡眠と生活を規則的に整えることは非常に重要となります。

ナルコレプシーに処方される薬剤とは

2020年3月1日