パニック障害の予防改善

パニック障害の予防改善イメージ

自分を責めないで!パニック障害の予防と改善に必要な心構え

パニック障害の予防と改善には、2つの側面からアプローチしていく必要があります。
1つは自分自身がパニック障害なのであると正確に認識することです。
そして、もう1つは個々のシチュエーションにおける精神状態や、物事の考え方を変えていくというものです。

そもそもパニック障害は精神的な部分の密接に関わりのある病気であるため、予防法や改善法も非常に幅広くなっていきます。
それこそすべての人に同様に効果を発揮する予防法や改善法はほとんどないと言っても過言では無いのです。

パニック障害を予防改善していこうとする場合、あなたに合った方法を探すことを心がけてください。

パニック障害はあなたの弱さではない

はじめにパニック障害はれっきとした病気の1つです。
そのため、パニック障害の症状が起きた際に、自分自身が弱いからだと結論づけてしまうことは正しくありません。
そのようにして自分自身を責めると、パニック障害の症状はどんどん進行していく恐れがあります。

そのためまずはパニック障害は誰にでも起こる病気であり、自分自身の弱さとは無関係なのだということをしっかりと認識してください。
そして、パニック障害を過剰に捉える必要はありません。
パニック障害が起きたとしても、そのことを大げさに捉えてしまうと、それだけ次のパニック障害を呼び起こしやすくなってしまいます。
このように、まずはあなたが抱えるパニック障害という病気について正しい理解をすることが重要なのです。

自分の精神状態を正確に知る

あなたがパニック障害を発症してると適切に理解した後は、個々のシチュエーションに応じた精神状態を見つめていきましょう。
パニック障害は極度の不安や恐怖を感じた際に、呼吸困難や動悸などの症状が現れるものです。

そのため、まずはあなた自身がどのような状況に極度の不安と恐怖を感じるかを正確に見つめる必要があります。
それができると、それこそ極度の不安や恐怖を感じるシチュエーションを避けるといった選択肢も取ることができるようになります。

また、あらかじめ不安や恐怖を予測しておくことで、衝撃を和らげることも可能となります。
さらに過去に不安や恐怖を感じたシチュエーションを具体的に思い返してみて、より詳細にどのような点に不安や恐怖を感じたのかを突き詰めていくことも大切です。

そうすることで自分自身の過去の体験と関連付けながら、自分がなぜ不安や恐怖を感じたのかを見極めることができます。
例えば、過去にクラスで発表する際にうまく話すことができず笑われた経験が強いトラウマとなっている場合、大人になってからも大勢の前で話すことに極度の不安や恐怖を感じる恐れがあります。

そういった際は、事前に徹底した練習を行い、さらには失敗したところで大きなデメリットは存在しないのだということを正しく理解することで、当日の不安や恐怖を和らげることができるのです。
このようにパニック障害を予防・改善していくためには自分自身を詳細に見つめていくことが効果的です。

パニック障害の治療イメージ

パニック障害は治療可能

2020年3月1日