幼少期の環境にも注意!パニック障害を引き起こす原因一覧
パニック障害は精神的な部分と見せずに関係した病気であり、男性よりも女性に発症することが多くなっています。
また、パニック障害はうつ病などの他の精神障害との併発も多くなっています。
では、なぜパニック障害は起こるのでしょうか。
パニック障害の原因を正しく理解することは、自分自身を正確な目で見つめ直すことにつながり、パニック障害の改善に役に立ちます。
特につらい過去の経験がパニック障害の原因となってる場合もありますが、それでもなお過去と正しく向き合い、自分のパニック障害を正しく理解していきましょう。
自分1人で行うことは困難が伴うため、専門医の協力を得ながら、 原因を解明し、治療にあたることが求められます。
先天的な原因によるパニック障害
パニック障害の原因となる先天的な要素としては、遺伝子と体質があげられます。
人間は現代に至る過程で様々な個性を持った個体に枝分かれして分布してきました。
つまり、その中には多くの人が不安を感じないような出来事に不安を感じやすい遺伝子を有している個体も存在するのです。
このように、遺伝的な部分から発生するパニック障害については、根本的な対策をとっていくことが難しくなっています。
しかしながら、環境を変えたり、物事の捉え方を変えていくことで、パニック障害の症状を和らげることは可能となっています。
生育環境によるパニック障害
また先天的な要素とは一線を画しますが、自分自身ではなかなかコントロールできない要素によってパニック障害が発症する場合もあります。
それらは、以下のものです。
- 育ち
- 環境
- しつけ
- 教育
つまり、あなたが幼少期にどんな環境に身を置いていたかが大人になってからのパニック障害と密接な関わりを持っているのです。
幼少期の教育や育成において、人はストレス耐性や考え方などに差が生じます。
これらが大人になって表面に現れ、パニック障害につながる場合があるのです。
特に些細なことで厳しく叱られていたり、両親があまりに忙しく孤独に幼少期を過ごしていたような人は、大人になってからパニック障害の症状が起こる恐れが高くなります。
また虐待などを受けていた場合も、大人になってからパニック障害を発症する恐れがあります。
パニック障害が生む悪循環
パニック障害は1つの悪循環を生みます。
具体的には、一度パニック障害の症状が起きてしまうと、そのことが恐怖の経験となり、さらなるパニック障害を呼び起こす恐れがあるのです。
一般的にパニック障害の症状が起きる、本人は人に迷惑をかけてしまったり、恥ずかしい思いをしたことをネガティブな記憶として自分の中に残してしまいます。
そのため、同じような状況に陥った時に以前のような症状が起きて恥ずかしい思いをしてしまったらどうしようと考えすぎてしまい、それがパニック障害につながるのです。
このようにパニック障害の原因には先天的なものも、後天的なものも存在します。
いずれも自分自身の状態や考え方を客観的な視点で正しく見つめ直し、それに応じた対策を持って治療にあたることが必要です。