精神病を併発する特徴があるパニック障害

パニック障害症状イメージ

精神病を併発する特徴あり!パニック障害は女性に起こりやすい病気

パニック障害は現代になって大きく注目が集まるようになってきた病気です。
一見すると、字面から様々な誤解を呼ぶことも多い病気ですが、主な症状としては、強い不安を感じた時に、動悸や息切れを起こしてしまうものとなっています。
このように、パニック障害は精神的な部分と密接に関係する病気となっています。

また動悸息切れを起こしたとしても、それらは大抵の場合すぐに収まります。
しかしながら、また強い不安を感じた際に同じように動悸や息切れを起こしてしまうのです。

パニック障害は心が弱いせいではない

上述したとおりパニック障害は精神的な部分と密接に関係しています。
そのため、精神的に未熟であるから、精神的に弱いからパニック障害になるのだと言った誤解を招く部分があります。
こういった誤解は正しくはありません。
それこそ十分に成熟した大人であり、社会的な立場が高い人であっても突然にパニック障害を発症する場合があるためです。

このようにパニック障害に対しては精神的な未熟さと切り離して、1つの独立した病気であると捉え、治療していくことが必要になります。
パニック障害について上記の誤解が存在するため、パニック障害を発症してしまった人自身も、自分自身が未熟だからなのだと自分を責める傾向にあります。

しかしながら自分を責めたとしてもパニック障害は改善されません。
正しい治療法を持って、適切に対処していくことが求められる病気です。

パニック障害は他の精神病を併発する

パニック障害は、他の精神的な病を併発することが多くなっています。
特に、うつ病との併発は非常に多くなっており、パニック障害を発症した人のうちの50パーセント以上が、うつ病を発症するといった統計が存在するほどです。
つまり、うつ病もパニック障害も精神的な部分に起こっている障害が、個々の症状となって表面に現れてくるといった構造を持っているのです。

つまり、パニック障害うつ病を適切に治療していくためには、表面に現れた症状のみに着目せず、それの根本的な原因となっている精神的な部分について着目していく必要があるのです。

女性に多い

また、パニック障害は女性に多く発症する病気であるということができます。
2007年に行われたNCSの調査によると、パニック障害は3.8パーセントの女性に発症しており、一方で男性の場合は1.6パーセントと2倍以上の開きがあることがわかりました。
これについては、男性と比較して女性は体内のホルモンバランスが乱れやすいという点が指摘されています。

パニック障害の原因イメージ

パニック障害の原因の一覧

2020年3月1日