パーキンソン治療薬の特徴と副作用

パーキンソン病治療薬の特徴

パーキンソン病の治療は、薬物療法で症状を緩和し、運動療法でQOL(生活の質)を保ちます。
治療薬の効能や特徴をある程度理解しておくと、医師の説明もわかりやすくなり、自分の症状を医師に伝え安くなりますので是非参考にしてください。

薬を飲んだ時の身体の症状を把握する

パーキンソン病は治療薬を中心に症状を改善していきます。
メインとなる治療薬はL-ドーパドパミンアゴニストの2種類と、それらの効果を補助する5種類の薬があります。

薬にはメリットとデメリットがあので、組み合わせや使用量をしっかりと考えて投薬設計を立ててもらいましょう。

他の患者さんと治療内容が異なる

パーキンソン病はオーダーメイド治療となるため、他の患者さんと薬の量や種類を比較して、不安を抱く必要はありません。
ご自身の体調をしっかり見極めて主治医に正確に伝えることが重要なります。

長期使用による副作用

ドパミンを増やすL-ドーパを長期間使用していると、ウェアリング・オフやジスキネジア(不随意運動)などを起こしやすくなります。
そのため、高齢者以外で認知障害のない患者さんに対しては、ドパミンアゴニストから治療を開始するようにガイドラインで推奨されています。

また、この2つの治療薬の効果を高めたり、補助する薬もあるので、患者さんの症状に合わせて、薬を選びます。

以前は頻繁に使われていた抗コリン薬は、軽度の錯乱や物忘れなどの認知障害を起こすことがあるので、しっかれいと認知機能を観察しながら服用するようにします。

抗パーキンソン病薬の一覧と詳細

2020年3月1日