子宮頸がん・子宮体がんの予防について
子宮頸がんの予防
子宮頸がんの原因は性交渉によって感染するヒトパピローマウイルスですので、性交渉自体をしないことがもっとも有効な予防方法といえます。
性交渉の低年齢化が子宮頸がんの若年化を押し進めているとも考えられていことからも分かります。
しかしそれはあまり現実的ではないので、コンドームの使用なども意識していくことも大切ですが、実はコンドームを使用することによって、ヒトパピローマウイルスに感染しないかというとそうともいえません。
ではどうすれば良いでしょう。
もっとも有効だと考えられているのは予防接種です。
ヒトパピローマウイルスの侵入を防ぐ予防接種が存在しています。
できれば性交渉の経験がまだない時期に接種することがもっとも効果的です。
すでに性交渉がある人はウイルスが侵入してしまっている可能性がありますが、更なるウイルスの侵入を防いでくれますので、予防接種は受けることをおすすめします。
また、定期的に検診を受けて、進行を防ぐことも大切です。
子宮体がんの予防
子宮体がんの予防法で考えられるのは生活習慣の改善です。
更年期や肥満の人は特に要注意ですので、脂肪をとりすぎないなど食生活を意識し適切な体重を保ち、肥満にならないように気を付けましょう。
また、低用量ピルを飲むことも効果的だと考えられています。
低用量ピルはもともと避妊のために開発されたものですが、子宮内膜を薄く保ち、月経のサイクルを整える役割もありますので、子宮体がんのリスクを下げてくれる効果もみられています。