認知機能と軽度認知障害について

認知機能を正常に戻すために

軽度認知障害(MCI)に気づくことが大切!そのためには?

思い込みにとらわれない現状を把握する勇気も軽度認知障害(MCI)の段階では、まだ認知症には至っていない状態です。
仕事を続けたりして、脳を活性化させることは重要ですが、多忙な生活を送っているとストレスを抱えることも多く、逆に神経に負担を与えているのかも知れません。
変化に最初に気づくのは自分です。

もしかしたらと思ったら、先送りにしないで勇気を出して、もの忘れ外来を受診してください。
軽度認知障害(MCI)は記憶の障害があるだけですから、そこを工夫したり周囲の助けを得たりすれば、日常生活には全く問題がありません。
家にこもらず人に会い、交流することも治療の一環です。
生きる意欲にも繋がりますので積極的にコミュニケーションをとりましょう。

予防教室では、段取りを考えながら作業を行ったり、体を動かしたりすることで効果を発揮します。
また、取り組みの甲斐あって症状を改善することができたら、そこで止めてしまわずに継続することも重要です。
その後も脳の状態を調べるチェックテストを1年に1回程度受けて状態を把握しましょう。

軽度認知障害(MCI)のポイント

軽度認知障害(MCI)の3つのポイント
  • 脳の疾患が原因のタイプを除けば、改善は十分可能
  • 記憶の障害は周囲のサポートが重要。診断の結果を周囲に知らせるとスムーズに
  • 軽度認知障害(MCI)のチェックテストを1年に1回受けること

軽度認知障害(MCI)の定義

軽度認知障害(MCI)とは、認知機能のうち記憶に問題が生じているが、日常生活には支障がない状態をいいます。
主に下記のような特徴が見られます。

軽度認知障害(MCI)の日常生活に問題ない症状とは
  • 本人または家族から記憶障害の申告がある
  • 記憶以外の認知機能は正常
  • 一般的な日常生活には支障なし
  • 脳の萎縮はほとんど見られない

軽度認知障害のうちに対策をする

2020年3月1日