食べ物とアトピーの関係

夕食は油物、肉、生野菜はダメ

食事はまず生体リズムに合った時間に生体リズムに合った量を食べるのが大切です。
朝や昼はたくさん食べても動いていて身体がカッカと働いているのでどんどん消化していきます。
しかし、夕食は通常では排泄しなければならない時間に消化しなければならないという辛さが出てしまいます。
そういった排泄の時間にきちんとしておかないと、翌日の活動に差し支えますし、それが残ると皮膚に悪い結果が出ます。

献立としては朝は本来なら、味噌汁ご飯干物納豆野菜海苔が必要です。
時間は7時から8時の間が理想です。
昼もたっぷり食べても構いません。揚げ物はできたら避けたほうが良いのですが、肉でも何でも日ごろ食べたいと思っているものを食べて下さい。しかし、あまり油っこい料理は避け、野菜などを多く摂るバランスの良い食事をしましょう。

理想的な夕食は鍋物で理想の時間は6時から7時です。
とは言え、なかなか仕事を持っている人は決まった時間に夕食を取れないでしょうが、子供の場合で塾に行かなければならない時には6時から7時におむすびだけを食べて、帰ってきてから鍋物のおかずだけを食べるようにすると良いです。

アレルギータイムに要注意

夜9時から朝6時までがアレルギーのもととなる好酸球IgEが増えるアレルギータイムなので、その時間に胃袋に負担を与えないようにしないと、症状を悪化させる用意となります。
アレルギーの人が特に注意しなければならない時間帯です。
それと関連して、冷たいものは日が暮れたらもう食べてはいけません。
アトピーの患者さんは冷え性が多いからです。
油物も残るのでいけません。
消化に時間がかかるので、夜中胃が休まらに事になって良くありません。

も良くありません。
体温の高い動物性の食品は食べるとしたら昼間食べて下さい。

肉食はもともと日本人が摂っていた食事ではないので本来日本人の体質に合わない食べ物ですが、どうしても食べたい人は活動している時ならば、消化してくれますので昼間に食べるようにして下さい。

冷たい野菜、果物、刺し身などどうしても食べたいときも昼間に食べるようにしましょう。

良くなってきても継続しましょう

気をつけたいのは、みんなひどい時はこうしたことよく守っているのですが、よくなってくると守らなくなる傾向にあります。だんだん良くなると「もう大丈夫だろう」という気持ちが出てしまいがちですが、暮れからお正月にかけて集まりが何回もあり、お酒も冷たいサラダも食べて正月過ぎにひどくなるという患者さんが多いようです。

つまり、食べ物を良くしていくと、だいたい1ヶ月もすれば良くなっていきますが、逆に食べ物を悪くすると1周間で悪くなるということです。

インスタント食品とアトピー

2020年3月1日