原因に沿った治療を!股関節痛は原因が様々なところに特徴あり
股関節は脚の付け根に位置し、歩く、座る、立ち上げるといった日常的な動作で頻繁に動かすものです。
そのため日々の中で負担が蓄積しやすい部位であるということができます。
そして股関節痛が起こると日常的な動作の多くに支障がでます。
そのため股関節の痛みについては日頃からケアをしていく必要があります。
関節自体は加齢により痛みを発することが多いものですが、日頃のケアが最終的な症状を決定づけます。
いつまでも自分の足で自由に歩くことができるように、股関節痛について正しい知識を得ていきましょう。
股関節痛は日常動作に大きな支障が出る
前述したとおり、股関節は日常的に使う部位です。
極端な話をすると、寝ているときに行う寝返りであっても股関節に負担がかかることすらあります。
そのため股関節に痛みが発生すると、日常における様々な動作に困難が伴うようになります。
例えば、歩くのはもちろんのこと、朝起きた時点で股関節が痛くて仕方がないという事態に陥ってしまうのです。
歩行にすら痛みを伴うようになると、出かけることも億劫になります。
そして、さらに股関節周辺の筋肉が凝り固まり、痛みが悪化していきます。
このように股関節痛は悪循環を生み、あなたから出歩く楽しみを奪います。
また股関節に痛みがあると、それをカバーしようとしてお尻、太もも、腰に負担がかかります。
最悪の場合は、股関節痛が原因となって腰痛、膝痛…と全身に痛みが広がっていくことすらあるのです。
股関節痛については、早い段階からケアをしていきましょう。
股関節痛の原因に適した治療方法を選択
股関節痛はさまざまな原因によって発生します。
そのため、股関節に痛みを感じた際にやみくもに治療方法を試しても効果がない場合が多いのです。
股関節痛には原因に適した治療法を選択する必要があります。
股関節痛の原因として代表的なものには以下のものがあります。
- 変形性股関節症
- 大腿骨骨頭壊死症
- リウマチ
- 股関節の炎症
- 骨粗鬆症
これらはすべて股関節痛を招きますが、解決すべき問題が異なります。
例えば変形性股関節症はクッションの役割を果たす軟骨のすり減りが原因ですが、リウマチは免疫機能の障害によるものです。
このように一口に股関節痛といっても、直接的な原因は様々です。
股関節に痛みを感じた場合は、迅速に医師の診察を受け、そのうえで原因を特定しましょう。
あなただけの判断で原因を誤認することがないように注意してください。