喫煙が最大の原因!肺気腫を進行させる数種類の原因を知ろう
肺気腫は肺の中で肺胞が正常な状態を越えて膨らんでしまい、吸った空気を上手く吐き出せなくなってしまうものです。
そのため肺気腫が進行していくと日常生活における呼吸すらままならなくなる恐れがあります。
このような肺気腫はどういった原因によって生じるのでしょうか。
肺気腫につながる原因を知ることで日常生活からその原因を取り除き、将来における肺気腫の進行を止めることができます。
喫煙が最大の原因
肺気腫の最大の原因は喫煙です。
それも長期間にわたる喫煙習慣を持っている人ほど危なくなります。
喫煙をすることでタバコの成分が肺の中に取り込まれ、それが肺の細胞を破壊していくのです。
つまり、それだけ喫煙は人体にとって有害なものであるということがいえます。
また破壊されてしまった細胞を完全に元に戻すことは難しくなっています。
つまり10年以上の長期に渡る喫煙習慣を持っている人は、誰でも肺気腫になる恐れがあり、なってしまったら最後、喫煙習慣のなかった頃のきれいな状態の肺を復元することは現代の医学では不可能ということなのです。
このように肺気腫の最大の原因は喫煙習慣であるため、肺気腫の進行を止めようと思った場合は禁煙をするのが最も適切な方法となります。
現に禁煙をすることで、肺の状態が徐々に改善されていくといった報告も存在します。
しかしながら、完全な回復は容易ではありません。
副流煙や大気汚染も危険
以上のように肺気腫は、長年の喫煙習慣を持っている人に最も起こりやすい病気ということができます。
しかしながら、自分自身は喫煙の習慣を持っていなくても、身近にタバコを吸う人が存在しており、長年にわたって受動喫煙している場合も肺気腫が発症する恐れが高くなります。
受動喫煙は直接タバコに口をつけてタバコの煙を吸い込んでいるわけではありませんが、フィルターを通さずに空気中に放たれた煙を吸い込むことになります。
そのため受動喫煙であってもタバコのニコチンやタールといった成分によって肺の細胞が破壊されていく恐れがあるのです。
またタバコの煙だけのみならず、大気汚染物質の吸引も肺気腫の原因となります。
つまり、呼吸の際に体内に異物を取り込むことが、肺気腫を進行させていくのです。
さらには珍しい症例ではありますが、遺伝的な疾患を原因として肺気腫を発症する場合も存在しています。
このように、肺気腫の原因は必ずしも1つではありません。
そのため肺気腫が疑われる場合は早期に病院で診断を受け、あなたの肺気腫の原因に即した対処法を施していく必要があります。