ドライアイについて

ドライアイ治療で視力が回復

ドライアイといえば、眼の表面が乾燥し、乾き目や疲れ目といった不快症状が起こるもの、と考えている人は多いのではないでしょうか。
ところが、それだけではなくドライアイによって「視力が低下している人」が多数いることがわかりました。
そんな人達に吉報があります。
実はドライアイによって視力が低下している場合は、視力を回復させるチャンスが有るのです。

2200万人のドライアイ患者に視力回復のチャンス

回復のカギは「実用視力」にあり。

ドライアイによる視力低下では、ある特徴が見られました。
それは、「一般の視力検査では異常がわからない」事が多いということ。

じつは、ドライアイによって低下するのは、通常の視力検査で測る視力とは違う「実用視力」という視力なのです。
一般的な視力検査では、その人が「瞬間的に出せる視力の最高値」を測っています。
ところが、実生活では、読書にせよ、車の運転にせよ、ある程度の時間続けてものを見続けます。

つまり、「一定の時間、視力を保つこと」が求められるわけです。
これを受けて、最近注目されているのが「実用視力」という考え方です。
1分間続けて視力を測り、視力が維持できているかを判断します。
この時、健康な人は最後まで同じ視力を保てますが、ドライアイの人は、視力を一定に保てず、途中で視力が落ちてしまうのです。

日頃から「見えにくくなることがある」「夕方になると目がかすむむことがよくある」などといった症状がある人は要注意。
ドライアイで実用視力が低下しているのかもしれません。
ただ、ドライアイが原因で視力が落ちている場合に関しては、適切な治療とケアで、視力は回復する可能性があるのです。

ドライアイの仕組み

2020年3月1日