不整脈を検査診断する3つの方法

不整脈の検査診断イメージ

心臓をチェック!不整脈を検査診断する3つの方法を紹介

不整脈を検査診断する場合、それは心臓を検査診断することになります。
そして心臓の検査診断の方法は、数多く存在しています。
中には簡単なものもあれば、心臓内にカテーテルを入れて検査するような方法も存在します。

不整脈の検査診断方法を詳しく理解し、突然の異常に備えておきましょう。
特に近親者に不整脈の治療している人が多い場合、あなたにも不整脈を起こす遺伝子が備わっている恐れがあります。

安静時12誘導心電図検査

この検査方法は、不整脈の検査方法として最も一般的なものです。
あなたも経験したことがあるかもしれませんが、病院でベッドの上に横になり、体のいたるところに12つの電極を装着して心電図を記録するものです。

しかし、この検査については長いスパンで心臓の状態を測ることができないため、不整脈を必ずしも適切に発見することが難しい場合があります。
それこそ病院のベッドの上に横になっているときにさえ脈拍が正しく行われていれば、その他の場合に不整脈が起こっていても医師はそれに気づくことができないためです。
つまり、この検査方法は不整脈の検査として最も簡単なものということができます。

24時間心電図検査

24時間心電図検査は、その名のとおり24時間における心臓の状態を把握する検査方法です。
この検査をする場合、患者は胸部および腹部に電極を装着しながら日常生活を送り、一日を通して心拍数を記録していくこととなります。

24時間心電図検査は、安静時12誘導心電図検査と比較して長いスパンで心臓の状態を図ることができるため、不整脈を発見する確率が高くなります。
一方で胸部および腹部に電極を付けながら生活することになるため、患者の負担は大きくなります。

心臓電気生理検査

心臓電気生理検査は不整脈の診断において最も効果の高い方法です。
この方法においては、足の付け根にある静脈から、心臓に向かって電極のついたカテーテルを挿入します。

そして、カテーテルの先端についた電極を心臓の内壁に接触させ、心臓の中で行われている電気信号を詳細に調査することができるのです。
またこの検査方法においては、カテーテルに着いた電極から心臓に意図的に電気信号を流すことができます。

つまり意図的な不整脈を起こすことができるのです。
しかしながら意図的に起こされる不整脈は、医師の付き添いのもとで行われるため患者に大きな危険はありません。
それどころか、意図的に不整脈を起こすことで、患者の心臓の状態をより詳細に把握することができ、不整脈の原因や対処法を特定することにつながっていくのです。

不整脈の予防改善イメージ

不整脈の予防改善

2020年3月1日