不整脈の恐ろしい症状とその見分け方

不整脈の症状イメージ

突然の失神は即病院へ!不整脈にある2つの恐ろしい症状

不整脈には大きく分けて3つの症状があります。
そして、運動をしたり、精神的に非常に落ち着いた状態にあるわけでもないにかかわらず、脈拍が突然に不規則になった場合は、治療が必要な不整脈であると判断することができます。

人間ならば誰でも運動によって脈拍が早まりますが、治療が必要な不整脈は安静にしているときに突然に脈拍が速くなったりするのです。
このように不整脈については治療が必要でないものもあるため、まずは自分自身の手で治療を要する不整脈か否かを見極める必要があります。
その際は不整脈の症状に注目しましょう。

外的要因の有無

繰り返しになりますが治療が必要となる不整脈は、運動などの外的要因を持たずに脈拍が不規則になるものです。
それこそ自宅でリラックスして安静にしている状態で突然に脈拍が速くなったり、遅くなったりするものです。

こういった不整脈は迅速な治療が必要となります。
そのため不整脈の症状を理解する前提として、外的要因に左右されない環境において脈拍が不規則になっているか否かという点に注目してください。

3つの症状

不整脈の具体的な症状としては以下の3つがあります。

  • 期外収縮
  • 頻脈
  • 徐脈

はじめに期外収縮とは、脈拍が飛んだり不規則になったりするものです。
次に頻脈とは、脈拍が異常に速くなる状態を指します。
そして最後に除脈とは脈拍が非常に遅くなる状態を指します。

具体的にな数値としては、頻脈の場合は脈拍が1分間に100回以上、徐脈の場合は脈拍が1分間に50回以下となります。

突然の失神は大変に危険

治療が必要な不整脈の最も重篤な症状が、突然の失神です。
この場合は一時的に心臓が止まっているか、もしくは過剰な頻脈が起こっている可能性があります。
そして、放置しておくと心臓の異常が原因となって命を落とす危険性があるのです。

そのため突然の失神が起こった場合は、すぐさま病院で診察を受けて、治療を始める必要があります。

次に、脈拍が1分間に40回以下になる症状も非常に危険なものです。
この場合、心臓が心不全を起こしている可能性があります。
最終的にはペースメーカーによる治療が必要になる恐れもあるため、このような場合も早期に病院の診断を受け治療を開始しましょう。

不整脈には治療が必要ないものも存在するため、ついつい油断してしまう恐れがありますが、過剰な症状が表れた際は迷うことなく専門医の診察を受けてください。
それが命を救うことに繋がります。

不整脈の原因イメージ

不整脈と電気信号の関係

2020年3月1日