内臓脂肪型の肥満は病気に要注意

肥満と病気の関係

肥満の定義はBMIが25以上

BMI(体格指数)は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)です。
例:身長170cm・体重80kgの方・・・80÷1.7÷1.7≒27.7

BMIと肥満度について

18.5未満 低体重
18.5以上25未満 普通体重
25以上30未満 肥満(Ⅰ度)
30以上35未満 肥満(Ⅱ度)
35以上40未満 肥満(Ⅲ度)
40以上 肥満(Ⅳ度)

肥満は万病の元

肥満とは医学的には、体に一定以上の脂肪がついている状態の事を指します。
肥満を判定するにはBMI(体格指数)を使います。
BMIが25以上を肥満と判定し、軽い方から順にⅠ度〜Ⅳ度に分類しています。
日本人の多くが軽度肥満ですが、30歳以上の5万人を対象にした研究によると、1度でも糖尿病・脂質異常症・高血圧などの合併症を発症するリスクが普通体重の人の2倍になることがわかりました。

2つの脂肪のタイプとは

健康に悪影響を与える内臓脂肪肥満には2つのタイプがあります。
1つは閉経前の女性に多い洋ナシ型の下半身太りによくみられる皮膚のすぐ下に脂肪がたまる皮下脂肪型肥満です。
もう1つは男性や閉経後の女性に多いりんご型のおなかぽっこりタイプの内臓の周囲に脂肪がたまる内臓脂肪型肥満です。

健康への悪影響が大きいのは内臓脂肪型肥満で、その9割の方に高血圧・脂質異常症・糖尿病などが見られます。
残り10%の方も、放っておくと合併症を発症する可能性が高くなるので要注意です。

内臓脂肪はたまりやすいですが、エネルギー不足のときに率先して燃焼されるので、運動や食事制限によりエネルギー不足の状態を作り出せばすぐになくなります。

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2020年7月23日