胃がんの治療法と生存率

胃がんの治療と術後
胃がんのステージごとの主な治療法
ステージ
(病期)
主な治療法 5年生存率(*)
Ⅰa期 回復せずにない四季用意による手術で癌を取り除くこともあります。 92%
Ⅰb期 お腹を切り開いていの薬3分の2を切り取るとともに、
周囲のリンパ節も一緒に切り落とします。
90%
Ⅱ期 76%
Ⅲa期 胃をすべて取り除いた上、膵臓や大腸など周囲の臓器も切り取る
拡大手術が行われることもあります。
59%
Ⅲb期 37%
Ⅳ期 延命を目的にした化学療法や放射線療法が行われます。 8%

(*)国立がんセンターのける5年生存率

胃がんの10年生存率

2016年に公表された胃がんの10年生存率(*)は以下のようになっています。

ステージ(病期) 10年生存率(*)
Ⅰ期 95.1%
Ⅱ期 62.7%
Ⅲ期 38.9%
Ⅳ期 7.5%

(*)1999年~2002年に診断された胃がん罹患者の10年生存率

【胃がんの治療】がんの浸潤、転移状況で切除範囲が変わる

かつては胃がんが発見されると、胃の大部分を切除する手術がほとんどでした。
しかし噴門幽門を切りとってしまうと、食べ物が直接小腸に送られます。
そうすると、血糖値が急激に上下して、食後に冷や汗が出たり、めまいや下痢を生じることもあります。
また、横になったたけで食べたものが食道に逆流するなど、さまざまな障害かおこります。
このため最近では、胃をすべて摘出せずに、切りとる部分をなるべく少なくする手術法か採用されることか多くなっています。

胃の入り口と出口を残す手術がおこなわれるようになってきている

胃がんではお腹を切り開いて胃を切りとるのが標準的な手術です。
とりのぞく範囲は、がんの発生箇所や、広がり具合により決定されます。

がんは胃の出口に近い場所にできることが多いので、通常は出口に近い側を切除する「幽門側胃切除術」がおこなわれます。
この場合、胃の3分の2から5分の4程度が失われます。
しかし、食道との境にある噴門は残されます。

がんが胃の入り口近くにあるときは、これとは逆の「噴門側胃切除術」が採用されます。
腫瘍が粘膜下層より深くもぐりこんでいるときは、リンパ節に転移している可能性があるので、胃にもっとも近い第一群リンパ節だけでなく、さらにその外側にある第二群リンパ節をいっしょにとりのぞきます(リンパ節郭清)。

がんの広がり方によっては、胃と第二群リンパ節をすべてとりのぞくこともあります(胃全摘)。
胃を切りとったあとは、食べ物の通り道を確保するために、新たに消化管をつくり直す必要かあります。
これを「再建術」といいます。

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