アスタキサンチンが動脈硬化を抑制する
アスタキサンチン
鮭やいくら、エビ、カニ等の赤い色をした魚介類にも素晴らしい健康効果が備わっています。
この赤い色素成分であるアスタキサンチンこそ、健康効果の正体なのです。
アスタキサンチンは、糖尿病や高血圧などの生活習慣がもとの病気に対して効果が期待できると言われています。
赤い色素は、トマトのリコピンや人参のβカロテンなどと同じく、カロテノイド系色素の一種です。
動脈硬化や老化の原因となる活性酸素を撃退する、抗酸化作用を持っています。
アスタキサンチンの抗酸化力は、「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEをも上回ります。
この強力な抗酸化作用によって、アスタキサンチンが体内に入ると、
アスタキサンチンの抗酸化作用
- 悪玉コレステロールの酸化を抑制する
- 活性酸素が血管壁を傷つけることによって起こる動脈硬化を抑制する
- ステレスによって弱まる免疫細胞の働きを正常化する
などの作用をもたらすことが実験で確かめられています。
高血圧の人は動脈硬化を防ぐためにも、日頃からアスタキサンチンを積極的にとりたいものです。
なお、キンキやメバル、タイなどは、赤い皮ごと食べてください。
海老や蟹などの場合は、皮や殻に多く含まれているので、まるごと食べられる桜えびなどを選ぶと良いでしょう。