お菓子は高血圧の意外な原因
意外な習慣が高血圧の原因になっている人もいます。
それは、お菓子を食べる習慣です。
特に女性に多く、しかも、必ずしも太った人ばかりでないのが特徴と言えます。
女性に共通しているのが、太りたくないという心理。
その気持から、女性はお菓子を食べた分食事の量を減らす傾向にあります。
更に問題なのが、白米は太るというイメージから、主食がパン屋うどんなどの麺類にかたよることです。
パンや麺類に含まれる塩分は意外に多いものです。
また、これらは単品で食べることが多いため、降圧効果のあるカリウムを含む食品と一緒にとることがあまりできません。
つまり、栄養のバランスが悪いことが、高血圧を招いているのです。
このような悪循環を断つには、次のような食事の工夫が大切です。
①三度の食事をきちんととる
食事をキチンと取れば、間食を控えることができます。
②自分の我慢できる範囲まで減らす
好きなモノを我慢するのは、ストレスにつながり、血圧を上げる要因になります。
無理して全く食べないのではなく、我慢できる範囲まで減らすように努力しましょう。
③お菓子はなるべく買わない
お菓子が目の届くところにあればつい食べたくなります。
できるだけお菓子は買わず、目に触れる場所に置くのはやめましょう。
④時間を決めて食べる
お菓子が好きな人は、感触が多くなりがちです。
エネルギーを消費する日中に、お菓子を1つ食べる程度なら、血圧や肥満にはほとんど影響しません。
日中に、時間を決めて食べるようにしましょう。
⑤洋菓子より和菓子に
洋菓子は、カロリーが高い割に満足が得られません。
私なら、まんじゅうなどのあずきには食物繊維が含まれますし、せんべいなら少量で満腹感が得られます。
このように、食生活の悪循環を断ち、栄養バランスのとれた食事をすることが、高血圧の改善には不可欠です。