多系統萎縮症の検査

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多系統萎縮症の検査

多系統萎縮症は進行性の病気です。
中でも線条体黒質変性症は特に病気の進行が他のより早く、一度なると回復しませんので早期診断・早期対策に努めましょう。

しかし、多系統萎縮症の症状はパーキンソン病に似ている事が多いため、鑑別が困難なので診断は簡単には行えません。
そのため、パーキンソン病の症状に加えて別の症状が現れている場合や、パーキンソン病薬の効果が十分得られなくなってきた場合には、次の検査をして多系統萎縮症の診断を行います。

[パーキンソン病の詳しい情報はこちら]

脳血流シンチグラフィー

脳の血流を調べる検査。
薬剤を注射後、ドーム型の機械に横になり体を回転させながら撮影を行います。
検査時間:1時間以内

PET検査

脳内の代謝を調べる検査。
薬剤を注射後、ドーム型の機械に横になり撮影を行います。
検査時間:30分程度

MRI検査

脳内の血流体の断面図を撮影する検査。
ドーム型の機械に横になるだけなので、負担も少なく行える検査ですが、体内金属がある方や閉所恐怖症の方は行えない場合がありますので、必ず事前に伝えるようにしてください。
検査時間:30分程度

MIBG心筋シンチグラフィー

心臓の筋肉における交感神経の反応性を調べるパーキンソン病と鑑別するために大切な検査。
薬剤を注射後、数十分かけて2回程撮影を行います。
所要時間:数十分×2回(待機時間も合わせると半日ほどかかります)

終夜睡眠ポリグラフ検査

睡眠時の呼吸や脳波を調べる検査。
1泊入院をして、専用の機械を体に取り付けて行う睡眠の検査。
検査時間:丸1日

遺伝子検査

体の組織(粘膜、毛髪など様々な部位)から遺伝子情報を読み取り、遺伝子的に病気の原因がないか調べる検査。
家系内での発病があることから導入されるようになった検査です。

次のページで多系統萎縮症の治療について詳しく解説いたします。