睡眠周期について

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睡眠周期
通常の睡眠周期

ノンレム睡眠レム睡眠をひとつのまとまりとした睡眠周期は通常眠りについてから目覚めるまでに4~6回繰り返します。
通常は、脳を眠らせるノンレム睡眠が先に起こり、次に体の眠らせるレム睡眠が起きます。
これは、深い眠りで脳を十分休ませてから、体を休ませようとする人間の本能とも言えます。
そのため、目覚める朝方になるにつれてだんだんレム睡眠の量が増えます。

ノンレム睡眠時は脳の温度が下がりますが、レム睡眠時は脳の温度が上がります。
睡眠の後半でレム睡眠が増えるのは、朝に目が覚めてすぐ脳が働くための準備と言われています。

ナルコレプシーの睡眠周期

一方、ナルコレプシーの方の睡眠は、夜眠りについた15分以内にレム睡眠が訪れる場合が約半数になります。
レム睡眠は、脳が覚醒状態でありながら筋肉は弛緩状態なので、頭は起きようとしているが体は眠ろうとしてしまいねぼけた状態になります。
非常にリアルな悪夢体験(入眠時幻覚)や金縛りを体験するのはこの覚醒と睡眠の中間的な状態にあるからです。

反復睡眠潜時検査について

反復睡眠潜時検査は日中に眠気がどれぐらいあるか測定する検査です。
朝から夕方の間に暗い部屋のベッドで過ごして、脳波が入眠を示すまでの時間を測定します。
約2時間間隔で、4〜5回くり返し測定を行われます。

このとき、脳波のほかにも眠りについたときにレム睡眠が出現するか確認するために眼球運動筋電図も調べます。
ナルコレプシーの場合、上記4〜5回の測定で2回以上レム睡眠が現れます

現在、ナルコレプシーや特発性過眠症を診断するための反復睡眠潜時検査は保険適用となり、費用の目安は3割負担の場合で20,000~30,000円です。

ノンレム睡眠とレム睡眠は、ナルコレプシーを診断するうえで非常に重要な要素となります。
入眠時にレム睡眠が起こる場合はナルコレプシーの疑いが強いです。


次のページでナルコレプシーの血液検査について詳しく解説いたします。