薬物療法

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薬物療法

ナルコレプシーの薬は、日中覚醒を維持するために必要な分だけ最低量を適切な時間に服用します。

自然に眠りに入れるように、成分の血中濃度が半減するまで時間を要する薬は午後以降、短い薬も夕方以降は服薬しないようにして、夜の睡眠の質が悪くならないように服用時間を管理する必要があります。
慢性的な寝不足に対しては、薬は効かないのでご注意ください。
薬の効果を上げるためにはしっかりと休息をとって、規則正しい生活を送ることが重要となります。

どんな薬を使用するか

耐え難い眠気に対しては、中枢神経刺激薬といわれる目を醒ます薬を服用します。
特発性過眠症に対しては、中枢神経刺激薬が合ってうまく治療ができる患者さんは約半数となります。

ナルコレプシー患者さんは、中枢神経刺激薬の治療反応性が良いので、副作用が少なく、社会生活において支障は少ないです。

現在日本でナルコレプシーの治療に使用されている薬は、ドーパミン神経伝達系を増強して、脳を賦活化する作用を持つ下記の3種類となります。

ナルコレプシーの治療薬
  • メチルフェニデート(リタリン)
  • ぺモリン(ベタナミン)
  • モダフィニール(モディオダール)

中枢神経刺激薬を服用するときのポイントは、薬の半減期を考えることです。
効果があらわれるのはゆっくりですが、半減期(薬成分の血中濃度が半減するまで)が10~14時間と長いモダフィニールやペモリンは朝から昼までに服用し、効果が強いが半減期が4~5時間と短いメチルフェニデートは、夕方までならどうしても起きていたい時間帯の前に服用します。
ナルコレプシーの薬の服用はタイミングと血中濃度を保つことが重要となります。

覚醒作用のある薬ですが、患者さんによっては服薬後30分~1時間の間に逆に眠気が強くなってから覚醒効果があらわれる場合があるのでご注意ください。

治療薬の服用のタイミングや種類については医師とよく相談してください。

次のページでナルコレプシーの薬の服用について詳しく解説いたします。