更年期によるむくみ・静脈瘤

更年期によるむくみ・静脈瘤イメージ

更年期以降にむくみや静脈瘤が頻発する

朝起きると顔や手足がむくみ、ふくらはぎの静脈がミミズ腫れのように膨れてみっともなくてスカートが履けない。

むくみ静脈瘤も、更年期以降に多い悩みです。
血液やリンパ液など体液の循環は年齢とともに悪くなりますが、更年期になるとこれに自律神経の失調が加わるため更に状態は悪くなります。
体液が滞るために起こるぬくみや、血液循環が悪くなるために足などの静脈の一部が膨れ上がる静脈瘤などは代表的な症状です。

注意するポイント

翌日には治るくらいのむくみは心配ありませんが、長く続いたり、指で押してへこんだところがなかなか元に戻らない、尿の出が悪い、尿量が少ないなどの症状があるときは、心臓病、腎臓病などのサインの場合もあるので、内科を受診したほうが安心です。
静脈瘤は放置するると症状が進み、潰瘍になったり、やぶれて感染をおこしたりします。
軽いうちに外科、皮膚科で治療を受けましょう。

医療用のストッキングを使う方法や、痛みの激しい部分の静脈を取り除く外科的な方法もあります。

日頃のアドバイス

むくみやすい人は、血液の循環を良くする運動やマッサージを日課にしましょう。
むくみからと水分を勝手に制限するのは間違いで、血栓の原因になったりします。ミネラル分の豊富な水分を適量とって汗をかくという循環が効果的です。

静脈瘤が膨れ上がっている場合は、ぶつけたり、乱暴に触らないようにし、熱を持ったり、痛むときは冷やしたタオルや冷湿布を用いると楽になります。

更年期脂肪の特徴肥満イメージ

更年期脂肪の蓄積しやすい場所

2020年3月1日