血行不良が原因
頭が痛い、頭が重くてすっきりしない、頭全体がガンガン痛むといった症状のほか、肩こりなどの症状もあらわれます。
更年期の頭痛は、一日になんども起こったり、数日おいてまた起こるなど反復性が特徴です。肩こりは朝起きた時や、家事や仕事を始めると感じられることが多いものです。いつ起こるかわからない不安や、行動を制限されるため気分が重くなりがちです。
更年期の頭痛や肩こりは、卵巣機能の低下が招く血行不良がおおきな要因です。
頭痛は、不眠、めまいなど、他の更年期症状が引き金になることもあります。
注意するポイント
頭痛も肩こりも、更年期の症状ならホルモン補充療法がよく効きます。
つらい時は、我慢しないで市販の鎮痛剤で痛みを抑えられますが、長期の服用は胃の負担になるので避けましょう。
肩こりには痛みを抑える成分の入った貼り薬が有効です。
頭痛は痛みが強い時や頑固に続くとき、吐き気やめまいなどの症状を伴うときは早めに病院で検査を受けてください。
頭痛が原因で気分が落ち込み、生活に支障をきたす場合には、精神安定剤の服用やカウンセリングを受ける方法もあります。
日頃のアドバイス
心配事や精神的緊張は頭痛の引き金になるのでリラックスを心がけます。
ストレッチや入浴で筋肉のこりをほぐすのも効果的です。
長時間のパソコンやスマホの操作や読書、テレビの視聴は眼精疲労をおこし、頭痛や肩こりの原因になるので避けましょう。
また視力が変化する時期でもあるので一度視力検査を受けると良いでしょう。