初期と熟年期の男性更年期障害について

2種類の男性更年期障害イメージ

2種類の男性更年期障害

男性の更年期障害には、働き盛りの40~50歳代で症状が現れる初期の更年期障害60歳代以降に症状が現れる熟年期障害の2種類に分けられます。

40~50歳代での更年期障害では、初めのうちは不安感や意欲の低下、軽いうつ症状などの精神神経症状が現れることが多いです。

一方、60歳代以上の熟年期障害では、体調不良などの身体的症状が主になります。

運動不足過食などの不摂生な生活習慣を続けている状態で、男性ホルモンの分泌が減少すると糖代謝や脂質代謝が崩れて以下の病気を引き起こします。

  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常
  • 動脈硬化

認知症フレイル(加齢により心身が脆弱すること)も男性ホルモンの低下に大きく関係があるとされています。

男性ホルモンについて

男性ホルモンの大部分を占めるテストステロンは、身体に様々な影響を与えます。
テストステロンの量は10歳頃から生産されるようになり、20歳前後でピークを迎え、その後歳をとるにつれて少しずつ減少していきます。

テストステロンの主な働き

  • 精子を作り性欲を高める
  • 骨や筋肉の発達を促進する
  • 脂肪がつくのを抑制する
  • がっしりとした男性の体格を形成する
  • 動脈硬化を防ぐ
  • 内臓の働きを助ける
  • 皮膚の潤いを保つ
  • コラーゲンを維持する

このように、テストステロンは心や体調だけでなく、見た目の老化についても大きく影響しているのがわかります。

テストステロンが減少すると、免疫力が低下してがんが発症したり、骨量が低下して骨粗しょう症になったりと健康が害されます。

テストステロンが減少するイメージ

加齢に伴うテストステロンの減少

2020年3月1日