体温をコントロールして快い深睡眠を得る
ぐっすり眠れるかどうかの決め手は、眠る前から睡眠中までの体温の変化にあります。
脳を休める深睡眠とはどういう眠り?
ぐっすり眠れたと感じるのは、深い眠りで脳が十分に休めた結果です。
これを「深睡眠」といい、眠りについて3時間ぐらいに起こります。
深睡眠は日中に活動して上昇した脳の温度を下げるので、「脳のクーラー」とも呼ばれています。
快眠の人と不眠の人を比べると、睡眠中の体温の変化に大きな違いがあります。
不眠の人は眠ってから体温がゆっくり下がり、その後は一定の体温を保ちます。
一方、快眠の人は眠る前から体温が下がり始め、就寝中はかなり体温が下がり、その後ゆっくり上昇します。
昼間の代謝量が多いと快眠になる
深睡眠に繋がる体温変化のカギを握るのは、代謝です。
代謝とは食事で取り入れた栄養素を使って体内でエネルギーや熱を作り出すこと。
この代謝量が大きいほど日中の体温が上昇し、脳の温度も上がります。
すると、睡眠中に脳の温度を下げるために「脳のクーラー」のスイッチが入るのです。
つまり代謝量を増やせば、夜は脳の温度が下がり、よく眠れるというわけです。
代謝量アップに一番効果があるのが早歩きなどの有酸素運動です。