治療が要不要!?不整脈については特徴から何によるものかを見極める必要がある
不整脈は必ずしも全てが命を脅かすような病気ではありません。
というのも、人間の体は様々な外的要因によって、自然と脈が不規則になる場合があるためです。
そもそも不整脈とは、脈拍が速くなったり遅くなったり途切れたりするような異常な状態にあることを指します。
この不整脈には必ずしも治療が必要ではないものと、早急に治療が必要なものがあります。
あなたの不整脈がどちらに該当するものなのか正しく見分けられるようにしましょう。
日常的な原因によっても脈は不規則になる
脈拍が不規則になることは、必ずしも病気に基づくものではありません。
それこそ急激な運動したような場合は、誰であっても脈拍が速くなります。
また、ヨガや座禅をしているときに脈拍が遅くなることも決して珍しくはありません。
不整脈とは脈拍が不規則になった状態を指すため、これらの日常的な原因による脈拍の異常も広い意味で不整脈に該当します。
そして、これらの不整脈は特別な治療を必要としません。
時間の経過とともに脈拍は正常な状態に戻り、体のその他の器官に異常が起きるということもないためです。
治療が必要な不整脈
上述したように不整脈のなかには特別な治療を必要としないものがあります。
しかしながら、不整脈の中には命の危険にかかわる重大なものが存在するのも事実なのです。
そのため、不整脈についてはそれが治療を要するものであるか否かを正確に見極める必要があります。
治療が必要な不整脈の特徴としては以下のものが挙げられます。
- 急に失神する
- 何もしていないのに脈拍が過度に早い、または遅い
- 突然の動悸
このように外的要因に左右されていないにもかかわらず、急に脈拍に異常が起こるような不整脈については治療する必要があります。
不整脈はその多くが心臓の異常に由来していることが多くなっています。
そのため、何もしていないにもかからず突然に脈拍が速くなったり遅くなったりするような場合は、迅速に医師の診察を受ける必要があります。
脈が速くなってる場合、それが心室細動に基づく恐れもあり、命の危険が存在するためです。
不整脈が起きたら必ず医師の診断を受けよう
このように不整脈には治療が必要なものと必要でないものが存在しますが、それを正しく見極めるためには自分自身の判断で完結させず、最終的には一度医師の診察を受ける必要があるでしょう。
そうすることで不整脈の原因に早期に対応することができ、命を守ることにつながります。