③アルコールを制限する
適度なアルコールは血管の拡張を促し、血液の循環を良くします。
ただし、継続的な呑み過ぎは血圧を上げます。
普段大量に飲んでいて血圧が高めの人は、アルコールを控えるだけで血圧は下がります。
その効果は1〜2周間以内であらわれるでしょう。
④脂肪の多い食事を避ける
動脈硬化や高脂血症(脂肪異常症)などの合併症を防ぐために、脂肪の多い食事は避けましょう。
低脂肪食を取ると血圧が下がることは研究で明らかにされています。
⑤適度な運動をする
運動でエネルギーを消費することは、肥満の解消や予防だけでなく、直接高血圧や糖尿病などの予防や改善につながります。
特に、ウォーキングやランニング、水泳などの有酸素運動は、明らかに血圧を下げてくれます。
1日30分以上の有酸素運動を、少なくとも週に3回以上、継続して行ってみてください。
⑥禁煙する
喫煙は、それ自体が直接高血圧の原因になるわけではありませんが、確実に動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中などの危険性を高めることになります。
禁煙しましょう。
⑦ストレス・その他
たとえば、一時的ないかりや緊張によるストレスでも血圧は上昇しますが、まもなく下がります。
ただ、この状態が頻繁に繰り返され、イライラが解消されずにいると、血圧の高い状態が続きます。
それが高血圧に発展することがあるのです。
スポーツや趣味などで、日頃からストレスを解消することが大切です。
その他、寒さや便秘なども血圧を上げる誘因となります。
特に寒いトイレでいきむのは、血圧が急上昇するので危険です。
以上のような生活習慣の改善は、どれか一つを徹底的に頑張ってみてもあまり効果は望めません。
バランスよくすべてを根気よく実行することが肝心です。
すぐに効果が出なくても、あきらめないで続けましょう。
変化がないからといって何もしなくなると、血圧は今以上に高くなってしまう可能性があります。