尿のトラブルは膀胱や尿道の粘膜が萎縮したため
トイレが近くなったり、排尿後も尿が残っているような感じがする。
夜中に何度もトイレに起きるので寝不足になる。
更年期になると、トイレが近くなったと訴える人が増えてきます。
原因は尿道や膀胱の老化で、年齢とと主に皮膚が老化するように、女性ホルモンの減少が影響して、膀胱や尿道の粘膜が萎縮したり、薄くなったり、過敏になったりします。
このためまだ尿がそんなに溜まっていないのに尿意を感じてしまうのです。
尿意を感じる都度トイレへ通うために、二次的に睡眠不足や、足腰の疲れなどを引き起こすことになるのです。
注意するポイント
頻尿だけなら、まめにトイレへ行くようにして気長に付き合っていくことが基本です。
ただ、このために睡眠不足になったり、外出もままならないなど、日常生活に支障があるときは婦人科を受診しましょう。
向精神薬や膀胱の過敏性を抑える薬を処方してもらうと良いです。
泌尿器科を受診し、必要な治療を受けましょう。
閉経後に多少尿に血が交じることがあっても、検査をしても原因のわからない場合は、老化のためなので心配はありません。
日頃のアドバイス
夜トイレに起きた時、転んだりするとがないよう、室内や足者との安全対策をしたり、手すりをつけておくことも必要です。
足腰の冷えが頻尿に繋がることもあるので、就寝前にゆっくり入浴したり、薬草入りの腰湯を使うのも良いでしょう。