加齢に伴うテストステロンの減少

テストステロンが減少するイメージ

テストステロンが減少すると

加齢に伴ってテストステロンが低下すると様々な症状が現れます。

精神・心理症状

睡眠の質が低下して、記憶力判断力が衰えます。
積極的に行動することが少なくなり、元気もなくなってしまい、抑うつ(気分が落ち込んで活動を嫌がる)や落胆、不安、疲労感を感じやすくなります。

また、この時期にはもともと温厚だった人が、50歳頃から急に怒りっぽくなったり、神経質になったり、自己中になったりと性格が変わってしまうこともしばしあります。

男性の更年期障害は女性に比べて身体症状よりも精神症状の方が多くみられるという特徴があります。

記憶力への影響

テストステロンが減少すると記憶力に強く関係する海馬の機能が低下します。
若いころに比べて記憶力が低下してしまうのもテストステロンの低下が原因かもしれません。
テストステロンが原因の場合は補充療法で記憶力低下の改善が見込める場合があります。

身体症状

男性更年期障害で起こる身体的症状は

  • 身体が冷える
  • 身体がほてる
  • 暑くなくても汗がやたらと出る
  • めまいがする
  • 耳鳴りがする
  • 頭痛がする
  • 肩こりが治らない
  • 筋力が衰える

などがあります。

冷え・ほてり・発汗などは女性の更年期障害でよく耳にする症状ですが、それ以外は更年期障害でなくても現れる症状です。

特に頭痛肩こりなどは長年慢性的に悩まされている方にとって、更年期障害の症状だとなかなか気づきにくいといわれています。

性機能関連症状

男性更年期症状で一番わかり易い症状として性欲の低下があります。
これは加齢により性欲が低下したり積極性がなくなったりといった心理的な影響もありますが、血管のしなやかさが失われることで海綿体に血液が行き届かなくなることが主な原因のようです。

テストステロンが減少すると、海綿体周囲の血行だけではなく全身の血流や血管自体のコンディションにも影響するので、放っておくと動脈硬化が進んでしまい脳梗塞や心筋梗塞を発症させる恐れがあります。

実際に、性機能障害の人はそうでない人に比べて脳血管障害の発症率が高いという研究報告がありるので気をつけてましょう。
動脈硬化の主な原因は糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病ですが、テストステロンの低下も血管の老朽化につながり動脈硬化の原因になります。

排尿症状

男性更年期障害のサインとして、排尿に時間がかかる、残尿感がある、頻繁にトイレに行く、勢いがなくなるなどの排尿症状もなので気をつけましょう。

テストステロンの増やし方イメージ

テストステロンを増やす3つのポイント

2020年3月1日