男性の更年期障害について
年齢を重ねると、誰でも心や身体に不調が現れてきます。
更年期障害は女性だけの症状と思われがちですが、実は日本人男性の約600万人が男性更年期障害(LOH症候群)の潜在患者がいると言われています。
男性更年期障害の発症時期
男性の更年期障害は働き盛りが要注意で多くは40代で発症します。
男性更年期障害の症状
男性の更年期障害の症状は主に以下のとおりです。
男性更年期障害の主症状
- 夜中に目が覚めて眠れなくなる(中途覚醒)
- 朝に勃たなくなる
- 怒りっぽくなる
- 皮膚がたるむ
- シワが出る
- やる気が出ない
- 集中力・判断力・記憶力が低下する
老化現象に思われがちですが、実は加齢によって引き起こされる更年期障害の症状の可能性があるので、我慢せず専門医をまず受診しましょう。
最近になって女性だけでなく男性の更年期障害もテレビなどのメディアで取り上げられるようになりました。
女性の更年期障害の場合は、閉経時期に現れる特有の障害になりますが、男性の更年期障害はもう少し複雑になります。
男性の場合は、女性と違いの閉経のようなはっきりした身体的変化がないので個人差があります。
また、「これ」といった更年期症状がないため診断も難しいと言われています。
男性更年期障害は、身体だけでなくメンタル面にも大きな問題を抱えることが多いです。
発症時期はだいたい40歳以降と言われていますが、60歳、70歳代で発症する方もいます。
男性の更年期障害と女性の更年期障害の一番の違いとしては、女性の更年期障害は一般的には数年で終わりますが、男性の更年期障害は長期にわたる場合があるという点です。
働き盛りに様々な障害が長引くのは精神的にとてもつらいことですので、早目の対策と治療が重要となってきます。