テストステロンの減少による様々な症状

男性更年期障害の原因イメージ

男性更年期障害の症状と原因

男性更年期障害の正式な名称は、加齢男性性腺機能低下症候群(late-onset hypogonadism: LOH症候群)です。
加齢に伴い男性ホルモンであるテストステロンが減少した結果、以下のような様々な症状が現れます。

身体症状

  • 骨・関節・筋肉の痛み
  • 発汗
  • ほてり
  • 睡眠障害
  • 肉体的消耗感
  • 記憶・集中力の低下

精神・心理症状

  • 抑うつ
  • イライラ
  • 倦怠感
  • 落胆
  • 不安
  • 神経過敏
  • 生気消失

性機能関連症状

  • 性機能障害
  • 性欲低下
  • 射精感の減退

男性更年期障害の原因

更年期障害が発症する原因として第一にあげられるのが急激なホルモン量の減少です。

中でも主な原因となるのが性ホルモンの分泌量の低下で、20歳代をピークにアンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの分泌は減る一方で、50歳代を過ぎると激しく減少していきます。

男性の更年期障害は、男性ホルモンの大部分を占めるテストステロンの分泌量が低下することが原因となります。

ホルモンについて

ホルモンは、様々な器官(脳下垂体・甲状腺・副腎・膵臓・精巣・卵巣)などで産生・分泌されて血液などの体液を通じて全身をめぐる生理活性物質で、人間の体がうまくに機能するために必要な物質です。

また、ホルモンは複雑なメカニズムで制御されていてるので、分泌量がわずかに変化したり、ホルモンを産生・分泌するシステムに異常があったりすると、様々な症状が発症してしまいます。

更年期障害は性ホルモンのほかにも、成長ホルモンDHEAなどのその他のホルモンの分泌の低下にも関係するので症状があいまいで対策が難しくなることが多いです。

2種類の男性更年期障害イメージ

初期と熟年期の男性更年期障害について

2020年3月1日